良いフォーム(技術論)

 僕の痛み経験の中で最も役立ったトレーニングが、タオルを使ったシャドウピッチングでした。
 肩肘の痛みに悩まされている方、騙されても良ければ試してみてはいかがでしょう?
 打撃にしろ守備にしろ投球にしろ、丁寧な反復練習抜きには上達は難しいのは言うまでもありません。
 その中でも、投球というのはフォームが少し悪くても、それなりに投げれてしまうので、投球フォームへの意識がおろそかになりがちです。
 しかも試合中、とっさの投球が必要な場面で投球フォームを意識することは、まず無いでしょう。
 それならば、自然と「良いフォーム=負担の少ないフォーム」で投げれるようになるしかないという結論となります。
 というわけでシャドウピッチングによる反復練習が非常に役立ちます。

シャドウピッチングの利点は、
@一人でどこでもできる
A負担が少ない・・たくさんできる
Bフォームの良し悪しがその場でチェックできる

ということで、良い点ばかりである、と僕は思っています。
ここで意識するのは、肩肘に力を入れないように気をつけながら良い音をさせることです。
実際にやってみると分かりますが、良い音をさせるのは案外難しいです。
しっかりと腰を切り、足→腰→肩→肘→手首の順にタイミング良く連動させて腕を振らなければ、きれいに振り抜けません。
良い音をさせているときが良いボールを投げれている投げ方と考えても良いと思います。
だから、良い音をさせることにこだわれば良いボールを投げれると思います。

こつは、
@最後のスナップの瞬間以外は、とにかく力を抜くことを意識する
A腰の回転を使い、腕の振りは補助である、ぐらいに考える。
Bスナップの瞬間には、しっかりと体重が左足(右投げの場合)乗り切らせる。
C全てに言えるが、筋肉に力を入れるのではなく、素早く動かすことを強く意識
する。例え るならば、拳を強く握ったパンチは×、水の中で泳ぐような状態は○。
 
一振り一振り、自分にとって痛くない投げ方、かつ良い音がする投げ方を探りながら、体が覚えるまで、反復することで、実際ボールを投げたときにも効果が表れると思います。

注意点として、体を温めてから行うことと、軽く振る分にも強烈な痛みが走る場合は休むことですが。

痛みがあるだけで、爽快感が半減されますね。筋肉トレーニングや、ストレッチ等、改善法もあります。限界はあるのかもしれませんが、少しでも長く良い思いをする為に、頑張りましょう。


2002年7月10日
背番号20

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