キングス分析

<2006年度>

4/23から8/27までの中で、スコアが残っている13試合のデータ(らしきもの)をとってみました。
敵味方により、スコアの付け方に判断の甘辛に差があったりもしますが、今回、その部分は目をつぶってください。

13試合 5勝8敗
キングス
安打数平均   5.5本
与四死球平均  5.4個
失策平均    3.8個

(↓比較対象・参考として)
相手チーム
安打数平均  4.6本
与四死球平均 2.8個
失策平均   3.2個

 この数字から明らかにわかることは、ヒットの数は相手チームよりも多いが、四死球と失策の数が相手よりも多く、結果として負けてしまうということ。与四死球を減らし、エラーを減らさなければならないという当たり前のことが、非常によく分かる数字だと思います。

 もっと細かくスコアをみていくと、僅差、特に1点差などで負けた試合で与えた決勝点は、全て四死球やエラー絡みだということがわかりました。パターンとしては、以下のようなものが多いです。

2死ランナー無しで四死球(もしくはエラー)で出塁
         ↓
パスボールなどのエラー(もしくは盗塁)で進塁
         ↓
エラー(もしくはヒット)で生還

 試合に勝つためには、失点を防ぎ、得点力を上げなければなりません。

 まず失点を防ぐために必要なことを考えてみました。
@四死球数・失策数を減らす(←当たり前)
A四死球やエラーをした後のプレーを意識する

@Aを実践するための方法も考えてみました。

@エラーを減らすためには、緊張感の中での守備練習が必要。
 しかし守備練習に長時間は割けません。
         ↓
毎回「1周限定のシートノック」などをするのはいかがでしょうか?
ミスしても「もう一本」はナシ。ミスして悔しい人は、おのずとノックを受けるなどして守備力アップに努めるはず(?)。
※別件ですが、一人複数ポジション制にするのであれば、守備練習時間はもっと必要だと思います。

Aエラーなどの後のプレーを意識するためには、試合の流れを感じることが必要。
 流れはどちらに傾いているのかを「イニング内」「序盤・中盤・終盤」「試合全体」のそれぞれで、チーム全員が感じられなければなりません。
         ↓
 これにはある程度、試合経験を積んだり、考えながら観戦するなどの「数」が必要。
 数をこなし、野球に対する感性を磨くことによって、「締めるところ」「緩めるところ」「エラーしてはいけないところ」「大胆にいくところ」などの切り替えがうまくなるはずです。

 打撃に関しては、ヒットが出ていないわけではありません。
 しかし繋がらなかったり、2死からのヒットが多かったりで、残念ながら得点に結びつく確率が低いようです。
 また、全体的に今季のキングスは中盤〜終盤での得点が少なく、特に接戦で負けた時にはその傾向が顕著です。
 打撃は、雄高さんが中心となって課題解決に向けての第一歩を踏み出しています。
 守備に比べて時間が掛かりますが、課題を意識しながら地道にバットを振り続けることがまず第一。
 それをした上で、やはり守備の部分でも書いた「試合の流れを感じること」「感性を磨くこと」が打撃でも必要になってくると思います。

<まとめ>
 エラそうにここまで書きましたが、やはり最後は「意識」なんだな、と改めて思いました。数字は結果でしかなく、でも結果を動かすのは自分たち(選手たち)であり、そこを動かせるのはやはり「意識」でしかありません。
 守備も打撃も、もちろん反復練習で体に染み付かせることが必要ですが、ただ反復しても意味はなく、どれだけ意識するかがポイントだと思うのです。
 たとえ反復の数が少なくても、そして意識をして練習していれば、効果・成果は飛躍的に上がるはずです。
 キングスにとって、勝敗や結果や数字は一義的なものではありません。
 しかし、結果や数字を素材として、キングスを更に進化させることはできると思います。
 野球を愛し、向上心を持って、成長のために進化し続けるキングス。
 そんなキングスのために、私の書いてきたことが少しでも役に立てばなぁと思いつつ、以上の超長い文章を終えたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。



                                                 
2006年シーズン中
辻 真以子

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