<2006年編>
3月5日
これほど野球が見たい!白球が恋しい!と思ったシーズンオフはありませんでした。
そんな野球に飢えた私の興味を最も惹きつけたのは、やはりWBC。
イチローの野球に対するシンプルかつ熱い想いに、まず私は心を打たれました。
世界一を決める大会だから、一番になりたいから、日本の野球を世界に知らしめたいから。
どんな事情があっても、その気持ちだけで突き進むことが出来る。
本当に、純粋に、彼は野球が好きなのだと感じました。
そして、王ジャパンが目指す「Small Baseball」…足を絡め、つなぐ野球。打線に切れ目がない。点ではなく、線。各自が役割を認識し、最低限の仕事をきっちり決める。小気味の良い、私にとっては「これぞ野球!」と思えるチームを見て、鼓動が高まり興奮状態へ…。
イチローのような想いをキングスの全員が持ち、王ジャパンのようなチームにキングスがなってしまったら…私は夢見心地でベンチで失神してしまうことでしょう。
そんなシアワセな気分を、今季はぜひ味わってみたいです。
さぁ、いよいよ待ちに待ったシーズンイン!今季もよろしくお願いします!!
4月29日
白球が大きな弧を描いて、グングン伸びていく。フェンスを越えて、入ってしまうのか…。
懸命に追っていくセンター和田さんの体勢が崩れ、脚が上がった。
しかし白球はしっかりとグローブの中へ。敵・味方関係なく、大きな拍手を送ったナイスプレーだった。
試合後、和田さんに「あのプレー、本当に凄かったですね」と言うと、照れながらも「最近は目を切ってボールを追うことが出来るよう心掛けているんだ」ということを私に教えてくれました。
常に目標を持って野球に取り組んでいる姿に、私はハッとさせられました。
きっと和田さんだけでなく、選手全員が目標を持って取り組んでいるに違いないのに、最近の私は何となくキングスに来ているだけではなかっただろうか、と。
目標を持ち、それに向かって練習をするからこそ、楽しくなる。そして結果もついてくる。
私も皆さんを見習い、キングスをもっともっと楽しむために、遅ればせながら今季の目標をしっかりと立てようと思います。
5月7日
私は学生時代に一度だけ、4番を打ったことがありました。
4番バッターは「チームで一番打てる人」「チャンスに結果を出せる人」と思い込んでいた私は、驚きと同時に嫌そうな表情をしていたのだと思います。そんな表情を見た監督は、私にこう言いました。
「別に変な期待なんかしてないから。4番なんて、単に4番目に打つ人なんだから」大して打てないくせに自意識過剰になっていた自分を恥ずかしく思うと同時に、肩の荷も降りたように感じました。
今のキングスにはいわゆる「4番らしい4番」はいないのかもしれません。
でも、それがキングス野球に何か影響を及ぼしているでしょうか?
答えは100%「NO!」だと私は思います。1番から9番まで全員が、自分の役割を意識してそれを果たしていけば、立派な打線となります。
物凄い4番が座っているチームよりも、全員の粒が揃っていて、9番からも火を噴くようなヒットが出て、足も絡めてきて、常に全力疾走のチームの方がよっぽど迫力があると、23日の試合を観ていて思いました。
4番バッターが試合を決めるのではなく、試合は全員で作っていくもの。
そんな当たり前のことを、改めて思い知らされた一戦でした。
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2006年シーズン中 |
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