<2004年編>
4月4日
今季初参加で、キングスの良い面が100%出たような素敵な試合を見ることができ、私はとっても幸せでした。
先週感じた幸せを一部紹介します。
○声が非常に良く出ていたこと
グランドもベンチもノリノリ。気付いたら全員で声を出し、大合唱になっているような瞬間もありました。
○全員がすごく楽しそうにプレーしていたこと
去年もそうでしたが、皆さんが本当に心から野球を楽しんでいるのが、見ている私にも伝わってきます。
特に斉藤さんと藤田さんは去年よりも積極性が増したような気がします。すごく良い雰囲気でした。
○打線がつながったこと
1番が出て、2番がつなぎ、主軸で返すという理想的な流れで得点を重ね、終始キングスペース。
今後の試合への大きな弾みにもなった気がしました。
○野球の持つ大きな力を再認識
相手の攻撃を無失点で抑えた後、涌井投手と辻捕手が笑顔でお互いの拳を合わせている姿を目撃!
「野球って、初めて会う人とでもこんな関係を作ってしまう力があるんだなぁ」と感動。
2004年も私はキングス野球の虜です。今年もよろしくお願いします!!
4月18日
何が彼を変えたのか…?と思ってしまうくらい、昨シーズンよりも格段に良い動きをしている選手がいます。
見ていてすがすがしく、気持ち良いのです。野球に真剣に取組んでいる姿勢、熱い気持ちが伝わってくるんです。
ランナー1・2塁からの完璧なバント。ランナーを2塁に置いて右方向への進塁打。
どちらもキングスの教科書に載せましょう。そして、右中間への2塁打。
相手キャッチャーの「良いバッターだ!」の言葉に、私は思わず頷いてしまいました。
昨シーズンは彼の「声」に注目が集まっていましたが、先週は彼の「声」が目立ちませんでした。
彼の加入により全員が「声」の重要性に気付き、チームに活気が出てきたのでしょう。
新しい風が入り、チームに良い影響が与えられる。素晴らしいことですね。
入団2年目。同期としては私も負けられません。これからも頑張っていきましょう、斉藤さん!
4月25日
「ちょっと早く着いたね」
先週こんな会話をしながら監督とグランドに向かいましたが、そこには既に何人もの選手の姿がありました。
時間前にほぼ全員が集まり、集合時間にはアップ開始。
一通りのメニューを終えても時間が余り、全員でノックしていましたね。
その姿を見ているだけで「今日はいける!」という予感がしました。
中でも、溢れんばかりの闘志(?)をみなぎらせていたのがトクナオさん。
いつもとは違うオーラを漂わせているように感じました。
相手より先に集合する。相手よりしっかり準備をする。相手より必死になる。
こんな技術以外のことが勝利に結びつくことも、たくさんあると思います。
そして先週は、この部分が相手よりもまさり、厳しい試合をものにできたのではないかと思うのです。
こんな時に、私は「野球の神様」の存在を感じます。チームの姿勢を見ていて、何らかの形で結果に反映させてくれると思うのです。
これからも真摯に取組み、しっかりとその姿勢を野球の神様に見てもらいましょう。相手に勝つためではありません。
全ては自分たちが自分たちらしいプレーをするために。その結果が勝利につながっていくのだと、私は思います。
5月9日
先週、初めての体験をしました。守備の間は私の周りに選手がいない…。
そう、ベンチに1人きりだったのです。集中していたせいか、1試合目の途中まで気付かなかったのですが、気付いた途端に寂しくなりました。でも、皆さんがどんな声を出しているのか、どんな指示をしているのか。今まで気付かなかったことにも気付くことができました。
そして、今までよりも皆さんのプレーを必死に見ようと思いました。ベンチからしか見えないもの、ベンチからだからこそ気付くこと。私にしか伝えられないことがあるかもしれない、そう思ったのです。
やるべきことはまだまだある。10人目のプレーヤーとしての自覚が、ようやく芽生えたのかもしれません。人数が少ないことは苦しいことでもありますが、個々人が責任感や自覚を持つことのできる絶好の機会なのかも知れません。
ピンチをチャンスと考える。キングスが更にパワーアップしますように。
6月4日
願い事は他人に言うと叶わない、などとも言いますが、今日は敢えてここに書きます。
今年の初詣の際、絵馬に願い事を3つ書きました。その1つが、「国立春季大会優勝」。
また千羽鶴は、春季大会1回戦に照準を合わせ、元日に作り始めました。
今まさに春季大会真っ最中ですが、皆さんだけでなく、私もずっと前から楽しみにしていた大切な試合です。
先週2点差を追いつかれ、更にピンチが続いた時、私の頭をよぎったのは来られなかった選手の顔と、絵馬と千羽鶴でした。
「ここで負けるわけがない!」と泣きそうになりながら、私は勝利を信じていました。
絵馬も鶴も、私が勝手にやったこと。でも、勝利への想いはここに詰まっています。国立王者の座を他チームに譲ってほしくない、また胴上げを見せて欲しい、私もそんな想いを抱きながら、ベンチに座っています。
私は河川敷でキングスが負けた姿を見たことがありません。
このまま勝ち続けて欲しい。残るは準決勝・決勝。皆さんの想いと私の願いがどうか叶いますように。
7月11日
監督・コーチの不在、なかなか揃わない人数、雨天の影響…。
5・6月はあまりスッキリしない気分・試合になっていた気がします。
でも、そんなモヤモヤを吹き飛ばすような雰囲気が、先週はありました。
高橋さんの久々の登場はチームに活気・元気を与え、兄やんも2試合目とは思えないほどチームに溶け込み大きな声を出していました。
そして、あの短時間で選手の名前をバッチリ覚え、「高橋さんはライトですよ」と私に守備の変更を教えてくれたのは…永瀬さんでした!!
野球を心から愛する人たちが、野球のできる喜びをかみしめ、全員でプレーを楽しむ。そんな原点を、改めて示してくれたような試合でした。これからも、冒頭のような状況は続くかもしれません。でも、原点の気持ちを忘れない限り、乗り越えられると感じました。
私も入団してから丸1年が経ちました。ますます、キングスの虜になりそうです。
心に残る試合を本当にありがとうございました!
7月18日
昨日、ドームでヤクルト-巨人戦を観戦。結果は4−1で巨人の勝利。
しかし安打数は、巨人7本に対しヤクルト11本。ヤクルトは残塁の山を築き、敗れました。
残塁の山の前兆は、初回からありました。無死1塁で送りバント失敗。嫌な予感がしたら、やはり直後に2失点。その後満塁のチャンスを2度つぶし、送りバントも2度目の失敗。そしてとどめは無死2塁からの三者連続三振。繋ごう、ランナーを進ませようという意識が感じられず、ファンである私もがっかりでした。
私の脳裏をよぎったのは、「悪くても進塁打」というキングスでの言葉。その気持ちがあれば、違う展開になっていたと思います。そしてバントの重要性も改めて実感。決めるか否かで、試合の流れが大きく左右されます。プロ野球ですらそうですから、草野球ではもっと重要でしょう。
一方の巨人。タイムリーでの1点以外は、全てソロホームラン。
キングスの目指す野球は、巨人の野球ではないはずです。
今まで通り、全員がコツコツとランナーを進ませて点を重ねる野球を実践していきましょう。
7月25日
この瞬間!あの一瞬!!集中力というのは、数秒、いやコンマ何秒の世界なのかもしれません。
そのコンマ何秒が重なり合うと、18日ナイターのような試合になるのかもしれません。エラーは連鎖反応を起こします。悪いイメージも植え付けます。1つのエラーを補うには、大きなパワー、全員の集中力が必要です。
疲れ、暑さ、1試合目のダメージ…色々な要因があったかもしれません。
しかし、今後の大事な試合を乗り切れるか否かは、ここ一番での集中力にかかってきます。
集中すれば僅差での勝利に、集中できなければ大味な試合に。ほんの一瞬の積み重ねが、大きな違いを生じさせるかもしれない。そんな緊張感を全員で持ち、且つそれを前向きに楽しめれば、きっと良い結果が得られることでしょう。
「せっかく来たのに申し訳ない」「来た甲斐がなくてごめんね」私に対して、そんな言葉は必要ありません。
次は私も含めた全員が、緊張感を持ち、集中力を高めて試合に臨みましょう!
8月8日
「もっと準備をしておけば…」こんな反省をすることはありませんか?これは一見悪いことのように思えますが、非常に幸運ともいえます。ダメだと気付けたから。もっと準備が必要だと痛感できたから。謙虚な姿勢で確実に前進できるのです。
準備が整っていなくてもうまくいくことが稀にあります。これは一見良いことのように思えますが、非常に不運ともいえます。調子に乗って準備を怠り、以前よりも後退してしまう可能性があります。「素振りが少ない」「ティーが少ない」「練習が少ない」ここに気付き、反省したのであれば、これは前進し始めたのと同じことでしょう。あとは実行あるのみ。意志を持ち続けるのみ。
試合に敗れた時、「もっと○○をしておけば…」という思いを残さないよう、出来る限りのことをして臨みましょう。
今日は、今後の大事な試合の準備に充てることが出来ましたか?
まだ間に合います。今後の試合を楽しいものにするために。さぁ、今晩から準備準備!
8月22日
私は1つのことを継続するのが苦手です。決められた期限内で、精一杯やるのは得意ですが、ゴールが見えない中、物事を続けていくことは苦手なようです。だからこそ、私は皆さんのことを「単なる野球好き」ではなく、「尊敬すべき方々」だと思っています。
皆さんが長年野球を続けているのはなぜですか?
楽しいから?
好きだから?
ストレス解消のため?
生活の一部だから?
続けた先には何があるのでしょう。皆さんには見えますか?
真夏の暑いなか、無類の野球好きが集まって楽しく野球をしていること。試合に集中し、喜んだり悔しがったりしていること。そしてまた、悔しさをバネに次の試合に挑んでいくこと…。8日の試合は見ている私もとても残念な引き分けでしたが、「残念だ!」という感情を選手全員で分かち合えること、これこそが尊いのではないかと感じました。何となく、では物事は続けられない。皆さんを見ながら、何かを見つけながら、私もキングスに関わり続けられればと思います。
9月12日
私の会社では今、「感性」という言葉が流行っています。
「感性」とは何か、という話になると難しくなりますが、平たく言うと「センス」に言い換えられるでしょうか。仕事に対する「感性」はともかく、私はスポーツ、その中でも野球、その中でもキングスの野球に関しては、相当「感性」が高いのではないかと自負しています。打てそう、勝てそう、点取られそう、エラー出そう…皆さんもそうだと思いますが何となく分かります。これは単なる勘ではなく、鍛えられた「感性」なのだと思います。
「感性」を磨く・鍛えるためには、何より興味を持つこと・好きになることだと思います。
興味があるからたくさん見る→視野が広がり目が肥える→次のプレーが予測でき、流れを察知できるようになる→楽しくなって更に興味が湧く…素晴らしきサイクル!
皆さんは野球に対する「感性」の高い方ばかりだと思いますが、技術と共にこの「感性」を磨けば、もっと素晴らしいチームになれるかもしれません。私も更に鍛えて、野球を、キングスを、もっと楽しもうと思います。
9月19日
「ムサビ戦は絶対に勝ってもらわないと。負けたら許さない!」感情的な独り言を吐いた私に、彼は「辻さん、そんなに勝ちたいんですか?」とクールに尋ねました。決勝トーナメント進出のかかった試合、結果が全てではないけれど、勝ちたいと思って当たり前。そう思っていた私にとって、彼の言葉は驚きであり、そして多少ショックでもありました。
12日のムサビ戦。彼のプレーは光ってました。体を張った捕球、前回よりも格段に良くなった指示の声。「守備でいっぱいいっぱいですよ」と言いながら、楽しそうに打席に入る姿。からだ中から、野球が出来る喜びや楽しさが伝わってくるようでした。
夜、彼からメールが届いていました。その中には意外な言葉が。「とても悔しかったです。勝ちたかったです」ちょっと涙腺が緩みました。チームが1つになるっていうのは、こういうことの積み重ねなのかな、そんなことを彼は感じさせてくれました。
持ち上げすぎであれば、皆さん、渡辺さんを適当に落としておいてください(笑)。。
9月26日
先週の2試合目は、内容うんぬんではなく、純粋にとても気持ち良く試合ができたのではないかと思います。
やっぱり挨拶は大事だなぁ、礼儀正しいっていいなぁ。そんなことばかり思いながら、ベンチに座ってました。
挨拶は世の中の常識でありながら、ついつい疎かになりがちだと思います。するべきだと分かっていながら照れくさかったり。相手がしてこないから、しなくていいかなと思ったり。相手チームに挨拶しても無視されたり、ちょっと感じの悪い対応をされたりすると、私も態度を硬化させたり、皆さんに愚痴を言ったりしてきました。
でも相手のことを悪く言ったり、腹を立てたりする前に、もっとやるべきことがあったのかもしれません。礼儀正しくされて、不愉快になる人はいない。当たり前のことだけど、先週改めて教えられた気がします。
しかし、あのマネージャーさんは可愛かったですね、会長?
10月17日
久々の試合。相手は鳴り物入りの強豪。10日はキングスの試合を見るのが楽しみで仕方ありませんでした。
キングスは9人。「相手も9人ですね」と智之さんに言うと、「うちは10人ですよ、辻さんも入れて」との返答。
これが1つ目の感動でした。
引き締まったテンポの良い試合展開。
見ている私も最高に楽しく、このまま10イニングでも20イニングでも永遠に試合が続いて欲しい…そう思ってました。私を熱くさせる、選手全員の頑張る姿。
これが2つ目の感動。
試合に負けてしまった後、口々に悔しさや反省、今後の課題を話す選手の姿、これが3つ目の感動でした。
何週間も試合が流れてテンションが下がっているのではないか…という私の心配は杞憂でした。
雨が降っても風が吹いても、キングスはキングス。いつもと同じ。
そんなごくごく普通のことが非常に嬉しく思えました。当たり前に野球ができることをすごく幸せに思えた、素敵な素敵な日曜日でした。
11月6日
キングスの本気が形になった時、一体どんな力を発揮するのだろう。
今日は本当に本当に、グランドに行けなくて悔しい!皆さんの気合の入った試合を見られなくて残念です。
練習内容の報告メールを読みながら、私はにやにやと笑っていました。だって大の大人が、毎日の自主練内容を日記のように報告するなんて…。でも、そんな行為こそが全員に刺激を与えている、やる気をさらに高めている。
報告をしていない人も、きっと黙々とバットを振っている。そう信じることが出来ました。こんなに必死なキングスを見るのは初めてです。全員が明確な目標に向かって突き進んでいることを、痛いほどに感じました。
勝ちたい気持ちを素直に表現し、それを良しとする雰囲気。私は改めてキングスの虜になりました。こんなに純粋な気持ちで野球に取組んでいる集団は、きっと他にない。
だから、今日は負けるはずがない。神戸から、お守りを握り締めて応援しています。
|
2004年シーズン中 |
|
 |