国立キングス物語

国立キングス球団は、昭和52年(1977年)に改称、今年で31年目を迎える。
しかし、その前身を含めるとその歴史はもっと長い。
プロ野球のライオンズ、ホークス、ファイターズ、ベイスターズなども、その球団史を語るとき、その前身を含めるのが普通であろう。西鉄ライオンズ、南海ホークス、東映フライヤーズ、大洋ホエールズの輝かしい歴史は私達の脳裏から消しようがない。
その意味からすると、国立キングスの前身は、国立若葉、国立バームーメンである。これを計算に入れると、球団の歴史は41年ということになる。
以下、年代順に球団の歴史をひもといてみよう。
昭和42年(1967)国立若葉、国立市秋季野球大会Bクラス優勝(Aクラス昇格)
昭和43年(1968)国立若葉、国立市春季野球大会Aクラス優勝 国立若葉、国立市秋季野球大会Aクラス連続優勝
昭和45年(1970)国立若葉と国立ダイヤモンドが合併、新国立ダイヤモンド結成
昭和48年(1973)旧国立若葉のメンバーを中心に国立バームーメンを結成、Bクラスからスタート
国立バームーメン、国立市春季野球大会Bクラス優勝(Aクラス昇格)
昭和52年(1977)球団名を国立キングスに改称
昭和62年(1987)国立キングス、戦績不良のためBクラスに転落
平成元年(1989)国立キングス、国立市秋季野球大会Bクラス優勝(Aクラス昇格)
平成6年(1994)国立キングス、国立市秋季野球大会Aクラス優勝
平成7年(1995) 国立キングス、都大会出場、市町村大会出場
平成10年(1998)国立キングス、国立市春季野球大会Aクラス優勝
平成11年(1999)国立キングス、国立市春季野球大会Aクラス優勝
平成12年(2000) 国立キングス、花村杯優勝
平成13年(2001) 国立キングス、花村杯2連覇、都大会出場
平成14年(2002) 国立キングス、都大会出場
平成15年(2003) 国立キングス、国立市秋季野球大会Aクラス優勝、首都圏最強決定TN準優勝、統一王座3位
平成16年(2004) 国立キングス、国立市秋季野球大会Aクラス準優勝、都大会出場、市町村大会出場
平成17年(2005) 国立キングス、多摩中央大会準優勝、草魂カップ3位
平成18年(2006) 国立キングス、多摩中央大会ベスト4
平成19年(2007) 国立キングス、国立市春季大会ベスト4、国立市秋季大会ベスト4
平成20年(2008) 国立キングス、国立市秋季野球大会Aクラス優勝、市町村大会勝利、花村杯準優勝

国立キングス球団の特色
1.伝統ある球団
「国立キングス物語」を見てわかるように、国立キングス球団は、長い歴史がある。現在も、その伝統を守りつつ、日々成長している。
2.年齢層の幅広さ
年齢層は幅広く、64才〜21才までの15名(平成21年4月現在)の選手が在籍している。ベテランを中心に、チームが一丸となり、さらに上の野球を目指している。
3.組織力
国立キングス球団の首脳陣は、高乗正臣会長兼監督、中川聡主将、涌井大嗣ヘッドコーチ、石井順内野守備コーチ、和田昭平監督補佐、上村雄高打撃コーチ、永瀬厚司総合守備コーチ、徳川尚太郎副ヘッドコーチ、斎藤誠吾外野守備コーチである。この首脳陣が、チームの柱となって、皆を引っ張っている。また、首脳部を中心にチームのあり方やチームの目標、さらに選手一人一人の目標を設定し、チームに活力を与えている。
また、キングスでは、事務局を置き、和田昭平監督補佐兼会計を中心に、高乗智之広報部長、辻真以子マネージャー、藤田努会計補佐、斎藤誠吾アップ統括によって、チーム全体の環境整備を行っている。
さらに若手選手である永井秀和、土居祐輔、松島考志、村上浩三、小路賢一がチームの原動力となり、若々しいプレーや新鮮な意見を述べることによってチームに活力を与えている。
国立キングス球団は、組織力を基礎に置き、チームが一丸となり「さらに上の野球」「考える野球」を目指し、毎試合チャレンジをしているのである。