永井の「俺に言わせろ」

2000年8月

 自分にとってキングスは忘れることの出来ないものです。一生懸命プレーするのがとても楽しく、充実した5年間です。これから先も全力プレーのキングス野球を貫いていきましょう。


2006年3月5日
 キングスのみなさんとうとう野球ができる季節がきましたね。
 ひと足先にワールドベースボールの予選が始まりましたが、これから私達もキャンプから始まりオープン戦、リーグ戦、国立の大会等々、12月までのBASEBALLLOADが待っています。
 それを乗り切る為に、練習前の準備体操は必ずやりましょう。突発的なケガはしょうがありませんが、未然に防げるケガを極力なくし、全員無事に今年も終われるよう頑張りましょう。
 ちょっと気が早いですけど。今年もこれからいくつもの激闘の試合、珍プレー?好プレー、数々のドラマなど、そういうのを想像するだけでもほんとにワクワクしますね。
 たかが野球されど野球とよく言いますけど、ほんと今年も楽しみな一年になりそうです。


2006年3月12日
 今年最初の全体練習、時間が4時間とあって、たっぷり汗をかけましたね。
 キャッチボール、トスバッティング、守備練習、実践形式のバッティング、ロングティーなどなど、各自個人個人で、課題が見つかったのではないでしょうか。今週から練習試合で、なかなか修正するのが難しいと思いますが、その事に取り組んで一歩ずつでも前にすすんで行きましょう。
 でも、おもしろいもので、課題を一つクリアするとまた大きな課題が発生する、その繰り返しかもしれませんが、だから野球も人生もいつも代わり映えがあっておもしろいんですね。


2006年3月19日
 まだ寒さが残る3月、今年最初の練習試合、なにかみなさんの顔がういういしくしてるのと同時に体の方はキレが少し足りない感じに思えました。まあ、まだ2回目だからしょうがないんですけど、、、
 でもその中でバッティングはブレーキでしたけど、守備のほうでは、ナイスなプレーが2つ、3つありましたね。特に印象に残ったのは石井さんのマウンドの付近でのダイビングキャッチ。いったんちゅうちょしての、その後の諦めない姿勢、みんなで見習はなければならないプレーだと感じました。
 サインの方が最近少しあやふやになってしまっているので、ここでみんなで話し合って、しっかりきめたらいかがでしょうか?そうする事によってサインの飲み込みもばっちりできると思うのですが、、、


2006年4月2日
 3月は別れの月ともいいますが、とうとう砂川さんとやる最後の試合、なんとしても勝って送り出したかったのですが、1点差という僅差で僅かに及びませんでした。
 でもそのなかでも、「キングス魂、砂川さんみててくれ」というようなプレーが随所にありました。
 石井さんの火のでるようなヒット2本、斉藤さんの一歩目が出遅れていたらまずとれないような当たりをランニングキャッチ、涌井さんの相手を手玉にするような頭脳的な投球、特にカーブが切れてました。
 そして砂川さんのいとも簡単に犠牲フライを打てるあの技術、最後の試合でキングスらしさを見せられたのではないかと思います。
 送別会でも普通はチームが優勝したときにしかしない胴上げをするというキングスナインの心意気、砂川さんは幸せだなと思うと同時にそれだけチームに残した功績も大きかったんですね。
 砂川さん早くチームに戻ってきてくださいね!!!


2006年4月9日
 暗い雲に覆われて、いつ雨が降るか分からないような天気、そして交替も許されないメンバー9人での戦い、更に相手は部員数が30人前後いるという強豪チームとの戦いで、手に汗握る目もそむけられないようなナイスゲームでした。
 石井さんのもう誰にも止められない3打数3安打というしびれるようなヒット、桜と共に散るとそんなような噂が聞こえてきましたが、そんなのは今のバッティングからは想像できません。
 そして土居くんの快投も見逃せません。ヒットらしいヒットは2点を失った5回の2本だけで、それ以外はほぼパーフェクト、バックで守っててなんとも頼もしいことか。
 このような試合の後は充実感があってほんとすがすがしい気分になります、これからまだ試合は何十試合もあるでしょう!
 全部とはいいませんがこういうような試合をいくつもできたらいいですね。


2006年4月29日
 少し肌寒い感じの陽気であったが、メンバーがほぼ揃ってのリーグ戦、快勝という言葉がぴったりあった試合でした。
 序盤は左投手ということで少してこずるのではと思われましたが、キングスにBIG WAVEを寄せるプレーがありました。
 あの完全に右中間を抜けるような球をフェンスに恐れる事なくキャッチした和田さん、ほんと素晴らしいプレーでした。
 思いだせば砂川さんの送別会で、和田さんが発した言葉「砂川さんを越えるのが目標だった」、その事に一歩一歩近いてるのではないでしょうか!
 そのあとのキングスは石井さんのエンドランタイムリーヒット、本塁に帰ってきた中川さんの走塁も完璧でした。
 トクナオのライトの流し打ち、まことに綺麗なバッティングでした。
 毎回このような試合をしていきたいのですがなかなかそうもいかないと思いますがとにかく満足するような試合をしていきましょう!!


2006年6月3日
 ぽかぽか陽気の5月中旬、このところ試合の内容はよくなってきているが、勝てていない我がキングスは今回もあと一歩で勝利を逃してしまいました。チャンスを逸して、次の回に点を取られるという、悪い流れになってしまい、一つのプレーの大事さを痛感させられるような試合でした。
 その日の夜久しぶりに神宮球場へ、ヤクルトーソフトバンク戦を見に行きました。
 何かこの試合で勉強しようと思ったのですが、私が鈍感なのか、何も得られなく終わってしまい、誠に恥ずかしいばかりです。 この試合は始まってから見にいったので球場に着くまでの歩いている時に、ファンからの歓声が、何のプレーだ?誰かのホームラン等等、ものすごく想像を掻き立てられて、昔の純粋だった?小学生の頃の後楽園球場をみにいった事を思いだしました。
 やっぱり野球っていいですね。


2006年6月11日
 まもなくワールドカップが始まり、国民全体が盛り上がってる中、我がキングスはいい試合はしているのだがなかなか勝てないでいて、少し輪の中から取り残されている?
 いえいえそんなことはない先週の試合はきっちり勝って、胸のつかえを全部とはいいませんが払いました。
 特にこれは個人的な事なんですが、智が試合の前日に「俺は明日必ず打つ」と言って、いつも自分がいるときは打ってなかったんで、半信半疑だったんですが初回の初打席、目の覚めるようなレフトへのライナー、ホームベース手前でのアウトはご愛嬌ですが、まさに有言実行、なかなかできることではないですよね、久しぶりにしびれました。
 あと松島君のピッチング、4、5、6回は本当にいいピッチング、特に変化球のキレ、コントロールは外野から見てても惚れぼれして、まず打たれないと確信してました。
 ところが、やはり野球は怖いんですね。
 最終回、いままでとは別のような投球、何がどうなったのかは松島君自身が一番分かっていると思うので、この経験を次に活かして、もっとワンランク、ツーランクパワーアップした松島君の姿を見たいですね、必ずできると思います。
 あと一つ気になった点なんですが、守備が終わって攻撃に移る時の声かけ一回だけやらなかったんですよね、自分は気付いてたんですが、その場の雰囲気に流されてしまって「申し訳ないです」。
 強制ではないんで やなくてもいいのかなとは思いますが、でもやれば気持ちは一つになりますし、気合いも入りますよね、と自分は考えています。



背番号5
永井秀和



                                       
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